酉島製作所は発電所や海水淡水化プラントで使う高機能な「ハイテクポンプ」の生産・試験体制を増強すると発表した。
08年末までに本社工場(大阪府高槻市)で約2億円投じ、設備の改良や配置を改善する。
整備内容としては、
・本社工場の試験設備は、複数のポンプが並列試験可能となる配置とする。
・据付けや水抜き作業時間の短縮、試験時のバルブ調整の自動化などを進める。
・生産は工場内の従来からの中・小型ポンプ用の鋳造設備の一部を廃棄し、スペースを確保し、ハイテクポンプ部品の仮置き場を設置する。
ハイテクポンプとは、発電所や海水淡水化プラントで用いられる付加価値の高いポンプを総称している。
中東やアジアこのハイテクポンプの需要が急拡大しており、その中でも酉島製作所の製品が高いシェアを獲得している。
これは官公需を中心とした国内需要に早い時期に見切りをつけて、ハイテクポンプを軸に海外市場の開拓に取り組んできた成果である。実際に官公需のポンプ市場はピークである 1998 年度の 3750 億円から、2005 年度には 40%減少の 1070 億円にまで減った。反対に海外向けポンプ市場は 500 億円前後の推移だったものが、2005 年度には 930 億円にまで倍増している。